県内は4日、冬型の気圧配置が弱まり、地域によっては晴れ間がのぞいた。各地では除雪に追われる姿が見られ、県外からのボランティアが活躍する一方、事故も相次いだ。
「平成18年(2006年)豪雪」に迫る大雪となっていることを知った埼玉県職員有志が「スコップ応援隊」を結成し、隊員30人が4日、長岡市小国地域の大貝集落で高齢者世帯の雪かきを手伝った。
大貝集落は21世帯約50人で、1~2人で暮らす高齢者世帯がほとんど。今年の積雪は3メートルを超えるほどだ。
隊員たちは、除雪器具の使用方法の説明を受けると、高齢者世帯を訪問して、住宅の1階部分が埋まるほど積もった雪をスコップやスノーダンプで運び出した。団長で埼玉県契約局長の南沢郁一郎さん(57)は「除雪は初めてで、雪は重いし大変。家の人だけではどうにもならないことがよく分かる」と額に汗を流した。
一方、支援を受けた小川文子さん(76)は、「ボランティアなんて夢にも思ってなかった。富士山みたいに積もっていた雪がきれいになってありがたい」と喜んでいた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20120204-OYT8T00759.htm