[ カテゴリー:医療, 生活 ]

自宅で酸素吸入、火災多発 肺病患者、36人死亡

 肺の病気で自宅で酸素吸入中に、たばこやストーブの火が引火するなどした火災で死亡した患者が2003年から11年までに36人に上っていることが、業界団体のまとめでわかった。厚生労働省は25日、業界の資料を公表し、医療機関や利用者らに注意を呼びかけている。

 日本産業・医療ガス協会によると、自宅での酸素吸入は、室内の空気を濃縮して酸素をつくる装置や酸素ボンベからチューブを鼻につないで取り入れる。酸素はものを燃えやすくするため、吸入中の人に火を近づけると、チューブや衣服に引火し、やけどや火災の原因となる。

 協会の集計では、亡くなった36人は60歳以上が31人で、10代が1人、40代と50代が2人ずつだった。出火原因がたばこと推定されるのが19人を占めた。ストーブの可能性が3人、ライターで線香に火をつける際の引火が1人だった。

 協会や厚労省はこれまで、使用中は周囲2メートル以内に火気を置かないことや、たばこは絶対に吸わないことを呼びかけてきた。しかし、火災による死亡事故は後を絶たず、昨年も5人が亡くなった。

 協会によると、自宅で酸素吸入を受ける人は約15万5千人(09年度)。火災が起きても軽症で済んだケースはまとめておらず、発生件数はもっと多いとみている。

http://www.asahi.com/national/update/0125/TKY201201250545.html?ref=goo

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