シミ取りや豊胸手術など美容医療サービスをめぐるトラブルの実態を把握しようと、国民生活センターが23日、「美容医療・契約トラブル110番」と題して初めての専用電話を開設、相談を受け付けた。
この日は「目の下のクマを取るための施術をしたが、効果がない。お金は返してもらえるか」(60代男性)、「レーザーでシミ取りをしたが顔にやけどのような痕が残った」(50代女性)といった相談約30件が寄せられた。専用窓口では相談員6~7人が応対した。
美容医療をめぐるトラブル相談は、全国の消費生活センターに昨年度1591件寄せられた。最近は、消費者が抱える容姿の不安をあおって契約を急がせ、高額な費用を請求するケースなども報告されている。
国民生活センターの担当者は「直接、消費者の声を聞くことで、今後の政策提言に役立てていきたい」と話している。
相談受け付けは27日(午前10時~午後4時)まで。専用電話(電)03・5793・4110へ。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/medical/snk20120124116.html