企業が取り入れ始めたCSR | |
「企業に求められる社会的責任」 次の調査は2003年2月に電通がおこなった企業の社会的貢献活動に関する消費者意識調査です。 「どのような企業が消費者の共感を呼ぶのか」 |
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●企業の社会的責任 | |
企業が社会的責任を果たすコストが、単にコストで、製品・サービス等の評価や売れ行きに直接的に関係がないならば、企業はそのコストを負担しないように行動をとることが、同じ製品・サービスを安く提供し、または、より利益を上げるというかたちで消費者や株主への還元を行ったと考えられるかも知れない。 しかし実際には、環境への配慮が法律で規定されるように、社会において企業の行動に一定のタガがはめられる。そのような企業の行動に対する社会からの潜在的な要求は、社会が経済的に発展し、豊かになるに従って、法律で決められた範囲を超えて企業が行動することを望ましいこととして評価する傾向になっていく。 このように、企業に求められる責任は、法的責任、経済的責任、制度的責任、社会貢献といったかたちで、より高次かつ自主的に果たす責任が重視されるようになってくる。 |
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企業の社会的責任への評価は、企業評価の指標として、自社の経済的側面(株主への利益還元、収益率など財務的な側面)と同じように社会的側面(気魚言う市民としての活動、環境対策、従業員配慮、消費者対応など)位置付けることで、社会的価値部分の不足や欠落が招くリスクを回避し(危機管理)、企業イメージを向上させることで経済的価値を高めることに役立てることができる。 |