[ カテゴリー:地域, 食の安全 ]

米粉生産拡大、1万トン突破 独特の食感、家庭浸透 新潟

 食の多様化でコメ離れが進む中、県産米需要拡大の切り札と期待される「米粉」の普及が加速してきた。今年度の米粉用米の県内生産量は前年度比1・5倍の1万4384トンと、初めて1万トンの大台を突破したことが15日、わかった。米粉商品を扱う県内食品業者が増えたことに加え、米粉を使ったケーキなど新レシピの開発で家庭への普及が進んだことなどが増加要因。さらに認知度を高めるため県は、来年3月にも県内の旅館と米粉料理フェアを開催し、普及を後押しする。

 県食品・流通課によると、今年度の米粉用米の県内生産量の全国シェアは35・7%で、前年度より1・3ポイント向上し、2位の栃木県(15・7%)を大きく突き放した。県内の米粉用米の作付面積も48・5%増の2571ヘクタールに拡大している。

 米粉特有の“もちもち”した食感には消費者の評価が高まっており、これに注目した県内の食品業者が米粉商品に相次いで参入。輸入小麦が上昇、将来的な安定確保が難しくなっていることに着目し、県が取り組みを強化した平成20年の6月に30社程度だった取り扱い食品業者が、23年6月には192社に膨らみ、現在は200社を超えた可能性もあるという。

 県も米粉関連の料理教室を家庭向けに独自に開催。今月13日にはクリスマス料理用に開発した米粉入りのケーキやスープなど新しいレシピを提供するなど力を入れている。

 県は国内米粉市場で県産品のシェアを60%に高めることが目標。新たな普及策として来年3月中旬にも県内旅館と米粉を使った創作料理を一斉に提供する「旅館でいただく!米粉料理フェア(仮称)」を開催する。年内にも参加旅館を募る予定だ。

 さらに、県外でも米粉への関心が高まっていることを踏まえ、年明けにも米粉の品質を示す独自規格を策定・公表し、普及に弾みをつける。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111216-00000071-san-l15

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