長岡市山古志種苧原(たねすはら)のあまやち会館で10日夜、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の影響で同市に身を寄せている避難者と地域住民らによる忘年会が開かれ、約70人が交流した。
大震災からの復興支援コンサートなどを開いている山古志地区の住民グループ「木籠(こごも)ふるさと会」(松井治二会長)が、被災地同士、末永く交流を続けていこうと開催。福島県からの避難者23人が参加した。
この日、食事を楽しみながら、福引き大会やカラオケをした。同県双葉町から身を寄せている高江正二さん(30)は「山古志の人々の人情に触れ、その温かさにはいくら感謝してもし足りない。いずれ地元に帰り、復興に携わっていきたい」とあいさつ。南相馬市の川瀬春一さん(51)は「被災地のことがだんだん忘れられるのが寂しい。クリスマスや忘年会シーズンだが、そういう楽しみがなかったのでうれしい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111213-00000112-mailo-l15