非常に強い台風15号は21日午後2時ごろ、浜松市付近に上陸した。15号は東海地方を風速25メートル以上の暴風域に巻き込みながら進み、関東から東北を縦断して22日午前には太平洋に抜ける。西日本から東北の広い範囲で大雨、暴風になっており、気象庁は土砂災害への最大級の警戒を呼び掛けた。関東では沿岸部を中心に風速30メートルに達するとみられ、交通機関への影響にも注意が必要。
今年の台風上陸は、7月20日と今月3日以来3回目。9月に2回以上、上陸したのは2004年以来となった。
15号は21日午後1時、浜松市の南西約60キロを時速約40キロの速さで北東へ進んだ。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心の南東側190キロ以内と北西側70キロ以内は暴風域、中心の南東側520キロ以内と北西側370キロ以内では風速15メートル以上の強風域。
台風や前線の影響で、東海と関東では21日、局地的に1時間に50~70ミリの非常に激しい雨が降った。東北では15号の北上に伴い、22日には同50ミリ超の非常に激しい雨が降り、局地的には同80ミリの雨になる。
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