東京電力は8日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市・刈羽村)で、定期検査で停止中の1、7号機でストレステスト(耐性検査)の1次評価を9日から始めると発表した。
東電の原発でストレステストを行うのは初めて。
横村忠幸所長が定例記者会見で明らかにした。ストレステストの1次評価は、定期検査で再稼働を控えた原発について、安全上重要な機器などが想定を超える地震や津波に対してどれだけ余裕があるかを評価する。
地震や津波が原因で燃料が損傷する場合をそれぞれ約60通り想定し、関係する設備で安全上どれだけ余裕があるかをコンピューターで評価する。福島第一原発を襲った約15メートル以上の津波についても想定する。
東電は経済産業省原子力安全・保安院の指示を受け、7月から準備していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110908-00000493-yom-sci