[ カテゴリー:災害, 社会 ]

中越沖地震:あす4年 「復興は数年で結果出ない」 継続支援を訴え /新潟

◇柏崎の市民団体事務局長・水戸部さん
◇東日本大震災の被災者参加イベントも
中越沖地震発生から16日で4年。新潟工科大3年時に同地震を経験し、在学中から復興支援をしてきた柏崎市の市民団体「中越沖復興支援ネットワーク」事務局長の水戸部智さん(24)は「復興は数年で結果が出るものではない。継続的にしていきたい」と話す。
同ネットワークは08年6月設立。当初は他の団体が企画した復興イベントなどの資金援助の手続きをするのが主な役割だった。水戸部さんは「団体としての意思がなく、補助金のために団体と県を結ぶ役割でしかなかった」と話す。
09年9月、事務局長就任を機に組織の立て直しを図った。それまで住民との交流が少なかったため、地域に出て生の会話を通じて復興事業を考えた。
参考にしたのが中越地震(04年10月)だった。同地震では復興支援員が地域を回り、市民主体の側面的な地域おこしを探っていた。水戸部さんも人的支援の必要性を感じ、職員を増やした。
昨年2月には、3周年イベントを開催するため実行委員会を設立。市民団体など約15団体を組織化した。中越沖地震の活動に限らず、子育てや障害者支援など幅広い分野の団体から協力を得た。イベントでは地域ごとに復興活動PRや特産品販売など約40団体のブースを設置した。
今年は16、17の両日、西港町のみなとまち海浜公園で「中越沖地震復興×東日本大地震チャリティイベント」を開く。東日本大震災の被災者も参加し、規模は大幅に拡大する。
団体の組織化は、大震災の被災者を迅速に支援するネットワークづくりにもつながった。同市で生活する避難者の義援金になるステッカー(1枚200円)や、福島県で直接買い付けた野菜の販売などを、各団体が協力して実施している。今月から宮城県気仙沼市に常駐職員を派遣した。
水戸部さんは「中越沖地震で支援してもらった恩返しをしたいという思いが多くの人にある。これから夏休みなので、学生を中心にがれき撤去や、仮設住宅を回って御用聞きをするボランティアを募りたい」と話している。【宮地佳那子】

7月15日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000099-mailo-l15

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