福島県南相馬市の警戒区域に一時帰宅した住民が、28日夜、避難先の三条市に戻った。
一時帰宅したのは、福島第一原発から20キロ圏内にある南相馬市小高区の住民など105人。28日午後9時すぎ、住民は自宅から持ち出した物を入れたビニール袋を手に、三条市の避難所に戻った。夏用の服や家族の遺影などを手にした人の姿が見られた。滞在時間はわずか2時間だったが、住民は大切な品を持ち出せたと安心する一方、変わり果てたふるさとの光景に複雑な表情をみせていた。
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