福島第1原発事故を受け、東京電力は30日夜、東日本大震災後初めて、柏崎刈羽原発立地自治体の刈羽村で住民説明会をした。31日夜は柏崎市内で開く。参加者からは「事故の発表が二転三転している。隠していることはないのか」「現在の工程表で収束するのか」など非難が相次いだ。
同村生涯学習センターラピカでの説明会に村民や福島県から同村への避難者約100人が参加した。東電の小森明生常務らが柏崎刈羽原発の津波対策などを説明。参加者からは「原発事故での作業員に対する内部被ばくの測定が不十分ではないのか」などとの意見も出た。参加した農業の男性(55)は「柏崎刈羽原発への電源車の配置などは対症療法に過ぎない。耐震設計そのものが破綻しているのではないか」と不安げに話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110601-00000090-mailo-l15