[ カテゴリー:災害, 社会 ]

原発から6キロ 夫婦を救助

福島第一原子力発電所からおよそ6キロの福島県双葉町の住宅で、お年寄りの夫婦が、19日、地震発生から8日ぶりに見つかり、自衛隊に助け出されました。

福島県双葉町の渡辺定喜さん(84)と妻の栄子さん(79)は、福島原子力発電所から北に6キロのところに住んでいます。渡辺さん夫婦は、地震のあと、自宅が傾くなどの被害を受け、さらに原発事故で避難指示の対象となりましたが、渡辺さんは足が不自由で体調も悪く、原発事故や余震なども相次ぎ、自宅から外に出ることができなかったということです。2人は、自宅にいたところを、19日午前0時ごろ、町内を捜索していた自衛隊員と町の職員に発見され、地震発生から8日ぶりに助け出されました。渡辺さん夫婦は、風呂の水でおかゆをつくり、しのいできましたが、まもなく食料が底をつきそうだったということです。救出されたとき、2人は、家の中で寄り添うようにしていて、体調に、特に問題はないということです。妻の栄子さんは「近所の人が逃げているなんて分からなかった。電気も水道もガスも止まり、情報はラジオだけ。どうやって逃げればいいかも分からずにあきらめてしまった」と話しました。また、栄子さんは「原発が爆発したとき、ドーンというものすごい音を聞いた。近所にある工場が爆発したんだと思った。とにかく、雷みたいな音だった」と話していました。2人を発見した双葉町の猪狩浩係長(49)は、「倒壊しかかっている家で声をかけると、お母さんの声がした。部屋の中は、たんすも冷蔵庫も倒れ、めちゃめちゃになっていたが、ご夫婦を発見して本当に安心した」と話しています。渡辺さん夫妻は、29日、町の職員とともにさいたま市に向かっていて、しばらくは埼玉県に住む娘のところに身を寄せるということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110319/k10014781551000.html

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