断水が続く岩手県山田町の避難所で、地震のあと風呂に入れない赤ちゃんなどのためにドラム缶で沸かした風呂が用意されました。
岩手県山田町の沿岸部では、地震から9日目の19日も水道が復旧せず、断水が続いています。避難所の1つ、県立山田高校では、ボランティアで集まった地元の人たちが赤ちゃんや小さな子どもたちのために体育館の一角でまきを使ってドラム缶でお湯を沸かしました。赤ちゃんたちは、地震のあと風呂に入るのは初めてで、お湯につかって母親に体を洗ってもらうと気持ちよさそうに目を細めていました。生後7か月の娘を持つ母親は「娘はお尻が赤くなっていたので久しぶりにさっぱりできてよかったです」と話していました。3歳の男の子の母親は「地震のストレスは、子どものほうが感じていると思うので、お風呂でゆったりできて、ほっとしました」と安心した様子でした。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110319/k10014781071000.html