▽▲有毒植物による食中毒が県内外で発生しています▲▽
4月9日の一斉配信で、有毒植物の注意喚起について掲載したところですが、この春、有毒植物を誤って食べたことによる食中毒が県内外で相次いでいます。
・4月6日(宮崎県)
ヤマイモに似た有毒の「グロリオサ」の球根をすりおろして食べた男性1人が死亡
・4月7日(京都府)
子育て支援施設で、ニラとまちがえてスイセンを調理して昼食に提供し、食べた子ども12人が嘔吐等を発症
・4月12日(新潟市)
食用のウルイとまちがえてヒメザゼンソウを山林で採取し、調理して食べた2人が喉のしびれを発症
食中毒防止のため、「食用と正確に判断できない山野草等は絶対に採らない!食べない!人にあげない!」ようにしましょう。
また、食用植物と有毒植物は同じ場所に生えていることがあるので、1本1本よく確認して採取してください。
なお、食中毒ではありませんが、今月22日、県内で販売されていた山菜の「こしあぶら」(採取地:福島県耶麻郡西会津町ほか)から、食品衛生法の基準値を超える放射性セシウムが検出されたという事案が公表されました。
福島県耶麻郡西会津町は、原子力災害対策特別措置法に基づき、「野生のこしあぶら」の出荷が制限されている地域ですが、採取者は当該地域が出荷制限されていることを知らず、販売したものでした。
(4月22日新潟県公表)
山菜を採って販売する際は、採取場所に出荷制限がかけられていないか確認する必要があります。
(令和4年3月現在の食品に関する出荷制限等一覧)