１２日未明に長野県北部を震源に発生した地震の影響で、長野県危機管理部に入った情報によると、長野県栄村の秋山郷地区では約１３０世帯、３００人が約５時間孤立した。
また長野県警によると栄村の民家でタンスが倒れ、女性（６４）が顔から出血する軽傷を負い、ほか８人がけが。新潟県などによると同県では十日町市内で民家２棟が土砂崩れに遭い３人が巻き込まれたが自力で脱出または救出されたほか、女性（７２）など２１人が軽傷を負った。
また、長野県栄村の百合居橋付近ではスノーシェッドが崩落し、国道１１７号ではトンネルにヒビが入り、隣の野沢温泉村では、雪崩で通行止めになった。
中部電力によると、同県飯山市や野沢温泉村の一部など計４００世帯で停電しているほか、県によると飯山市岡山地区の約１００世帯で停電、断水している。
ＪＲ東日本長野支社によると、栄村のＪＲ飯山線の森宮野原―横倉駅間で、地盤が崩れ、レールが浮いた状態になっている。森宮野原駅に停車していた除雪車も、地震の影響で脱線しているが、けが人の情報はない模様。
長野新幹線は上下線とも始発から運転を見合わせ、中央線の特急も上下線で始発から、信越線は長野―直江津駅（新潟県）間、小海線は小海―小淵沢駅（山梨県）間で運転を見合わせている。
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