笠井です。
私が参画しております「ユニバーサル農園芸えちご」の活動記事が新潟日報に掲載されました。
以下、記事内容を転記します。
[障害者の自立支援団体]
コミュニティー通貨作成~広く仲間募る狙い~野菜購入や現金交換も
農業分野で障害者の自立支援に取り組んでいる長岡市の市民団体「ユニバーサル農園芸えちご(UNE)」がコミュニティー通貨「UNE券」をこのほご作成した会員に時給200円換算で支給する試みで、広く仲間を募るのが狙いだ。
UNEの実行委員は、福祉施設や園芸の関係者ら20人で2007年から同市寺島町の信濃川河川敷で活動をスタート。実行委員である農家の畑役80アールで近くにある福祉施設「ワークセンター千秋」の知的障害者らと野菜を作り、農産物直売所などで販売してきた。
昨年までの売り上げは数十万円で、会員に還元する余裕はなく、会員の特典は収穫野菜を安値で買えることだけだった。その中で、メンバーの中から「ただ働きでは活動は長続きしない。少しでもガソリン代などの足しになるような報酬をつくれないか」とUNE券の発行が提案された。
厚生労働省管轄の独立法人福祉医療機構から本年度200万円の助成を得て実施。券は野菜の購入やイベント参加費に充てられるほか、現金と交換できる日も年に数回設けることにした。
障害者と健常者が協力する農作業現場は和気あいあい。7月下旬にあったジャガイモとカボチャの収穫作業でも笑いが絶えぬ中、みんなで袋に詰め込んだ。福祉施設利用者の重山卓さん(20)は「畑の仕事は好き。これからも手伝いたい」と目を輝かせる。
今後は高齢化の進む北荷頃地区にも交流拠点を作り、地元住民と切り花の栽培や工作放棄地で稲作に取り組むプランも上がる。実行委員で魚沼市茂沢の松村早苗さん(67)は「昨年に比べると収穫量のめどがつくようになった。売り上げを伸ばして障害者の生活の糧になると同時に、多くの人が集まり活動の幅を広げていきたい」と話した。
年会費2,000円。
問合せは同団体事務局の家老さん 080-4130-2021