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面影…

笠井です。

亡き親友の息子二人が、埼玉から花火観覧に来た。

二人とも、私にとっては大事な家族なようなものだ。

だけど…
「いま長岡に来てます。息子二人を任せます。」と親友の奥さんからのメ-ルが届いたのは8月1日、しかも、法被着て神輿出発の準備をしている真っ最中のこと。

もうちょっと早めにメ-ルちょうだいよ…

二日の昼はいろいろ段取りを変更して、急きょ花火観覧の場所取りのために土手へ。
昼飯食べずに行ったが、到着が開放時間の13時半を過ぎていたこともあって、あまり良い場所が取れなかった。それでも、なんとか大手大橋と長生橋の間の席を確保できたので、まぁ良かった。

16時にウオロク駐車場で息子二人と待ち合わせ、「俺は仕事があるから、おまえら二人で場所取り役で座って待ってろ」と手描きの地図だけを渡すと、「え-っ、マジっすか?」と息子たち。
「おぉマジだ。俺は仕事があるんだ。花火が始まるまでに行くから、それまでしっかり場所取りしてろ」と、私は事務所に。

17時過ぎになって上の息子からメ-ルが入った。
「18時以降は再入場できなくなるそうなんで、早めに来てください」と。

知らなかった。
花火ギリギリまで仕事をやっつけようと思っていたが、またまた予定を変更して土手へ。

二人の息子は、上が大学生。下は高校生。
上の息子はしっかり者で要領もよく、大学生活を満喫しているようだが、下の息子は高校を自主退学したばかりで、それを少し前に母親から聞かされていたので、正直言うと、どんな感じになっているかとちょっと心配だったんだけれど、会ってみると、背丈が大きくなっているだけで、中身は昔のままっぽかったので一安心した。

自分の進む道が分からず、それを見つけようと苦しんで高校を辞めたとのことだから、そういうことなら誰にも何も言えない。
むしろ、その決断潔しと誉めてやらねばならないか!?
いずれにせよ俺たちはただあたたかく見守るだけだ。

父親は、周りがどうであろうが、そんなことには左右されず、常にマイペ-スな男だったが、
下の息子は、顔や風貌もそうなのだが、そんな行動パタ-ンが父親によく似ている。

焦らず、自分を探し、自分が歩むべき道を選びなさい。
自分探しするなら若い内にやったほうがいい。
俺なんて未だに自分探ししているんだから、おまえは偉いぞ。
やり直しなんて、いくらだってきくさ。
焦らずにな。

言いたいことはいっぱいあったけど、結局、何一つ言えなかった。

何も言えなかったけど、応援してるよ…がんばれ!

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2010年08月03日 14:16に投稿されたエントリーのページです。

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