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伝統に喝! 神輿を変身させるぞ!

住民安全ネットワーク事務局長の笠井です。

私の町内の青年会は長岡祭りの神輿徒御に参加しています。

神輿は参加団体の中で唯一の樽神輿なので、神輿徒御の人混みの中でもたぶんすぐに分かってもらえるでしょう。

実は、私たちには悩みがありました。
それは、担ぎ手が不足していることです。
毎年、この時期になると、「皆で手分けして担ぎ手を集めてこようぜぇー」と声を上げるのですが、なかなか集まりません。
何とか頼んで来てもらう人達ばかりなので、参加費をもらえるはずもなく、
ですので、、、神輿終わりの打ち上げの際の飲食についても、その費用は私たち持ち。
これはこれで財政的な問題の原因となっておりました。

おそらく、どこの団体も似たり寄ったりで、同じような問題を抱えているのではないだろうか!?

神輿とは、そもそも自分たちで担いでなんぼ、初めて意味のあるもののはずだが、現状は担ぐのは助っ人頼み、その助っ人達に飲食を振舞うために町内から寄付を集めて、「お金がないよぉー」とヒィヒィ言っている…まったくもって妙な話になってしまっている。

「こんな神輿、辞めてしまおう」と、今までにも何度か声を上げたが、「せっかく20年続けてきたのに…」と反対されてしまっていた。

しかしながら、こんなことをいつまでも続けていていいのか!?

本年から青年会の会長には私が就くことになりました。
なので、この際、神輿に関する方針を大転換することにしました。
神輿を「交流神輿」と位置づけ、「お金を払ってもいいから神輿を担いでみたい」という人を広く他地域、全国から募集するという方向に…。

上手くいけば、助っ人不足の問題も、財政難の問題も、両方一挙に解決できて、しかも新たな交流を生むことができる…一石三鳥だ。

今年は方針転換一年目なので、すぐに上手く行かないかもしれないが、来年に向けて何とか基礎固めをして、そして来年、もしも助っ人全てが有料参加者にならなかったら、その時は潔く辞めるつもり。
やるだけやってダメだったのなら、誰も何も文句は言えないだろう。

さて、方針転換を青年会の会議で発表したのが、約二カ月ほど前。

川口や栃尾、山古志の集落の人たちに声を掛けてみたりもしたが、「高齢化」という問題を抱えている彼らの中に神輿を担ぐ元気のある人はあまり見当たらない。
どうにかこうにか、議員の桑原 望さんの学生ボランティア協会の伝手で東京の学生をを20名ほど集めるのに成功した。

まだまだ足りない。
祭りまであと一カ月を切った。
今年の神輿は果たしてどうなるのだろうか?

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2010年07月06日 12:35に投稿されたエントリーのページです。

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