自分の子が「隣の家のお兄ちゃん何か変なんだ。気持ち悪いんだよ」と言い出したらどうしますか?
「そんなこと言うもんじゃありません!」
と頭ごなしに怒鳴りつけてしまいませんか?
でも、実際に子どもが性犯罪に巻き込まれる事件を見てみると身近な大人によるものが多いのだそうです。ひょっとしたら子どもが発している危険信号を見逃しているのかもしれません。
頭ごなしに怒鳴りつけてしまっては、子どもは萎縮してしまい、危険信号を発することができなくなってしまうかもしれません。
では、どうすればいいのでしょうか?
「誰でも疑うように言い聞かせる?」
そんな事はできませんよね。
この本は、そんな疑問に答えてくれる本です。
筆者は人質交渉術をベースにした暴力防止ノウハウに携わる。などという一見するとコワモテな経歴ですが、本の中身は、子どもの発する危険信号を受け止めてあげるための「子どもとの関わり方」と、それにより「危険を感じる直感力を育む」ための 「子育て」 を書いています。
見た目のイメージとは違い、中身はコミカルなイラストで読みやすい本です。
自分の身を自分で守れる子どもになるための、子育て本。
物騒な世の中になったけど、子どもには誰もを疑うような育て方をしたくはない。
そんなフラストレーションを抱える子育て中のお父さんお母さんにオススメの一冊です。