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一声掛ける勇気

大手通りの交差点で信号待ちをしている目の不自由な男性。
手には「誰か手を貸してください」という札を持っている。

2メートル離れて高校生と思しき4名が信号待ちしている。
男性のほうをチラッと見るが、声を掛けようとせずに友達同士で話している。

学生の彼らはこれからの社会を背負って立って行く存在。
そういう彼らにこそ、障がい者への優しさを持ってもらいたい。
手を貸してあげればいいのに…。

自分が高校生だった頃を思い出してみる。
格好付けていたので、たぶん障がい者を助けようなどとは思わなかっただろう。

おそらく彼らもそうなのでは!?そんなふうに思えた。
本当は彼らも心の中では「助けてあげたい」と思っているのでは!?
だけど、友達もいるし、だから何となく恥ずかしいのでは!?
それで、「私でよければ、お手伝いしましょうか?というたった一言が言えないのでは!?
きっとそういうことなんじゃないかなぁ!?
自転車では走っていた私でしたが、その現場を通り過ぎようとした一瞬にそんなことを感じて、とっさに自転車を急停車した。
困っている人に声を掛けて助けてあげるところを彼らに見本を見せてあげよう、と思った。

自転車を停めて、歩いて男性に近寄り、敢えて高校生たちに聞こえるような大きな声で、男性に話しかけた。「どうかしましたか?何かお手伝いしましょうか?」

私はワイシャツのボタン3つはずしで着ている人相の悪い男で、周囲からはあまり良くない意味で「チョイ悪オヤジ風」と言われていますが、そんな男が人を助けている姿は、高校生にとってはちょいとインパクトあるんじゃない!?
「人助けって格好悪いことじゃない」、彼らのような若者には、まずそう思ってもらうことが先決だ。
チョイ悪オヤジの人助けの様子を多少でも覚えておいてくれれば、今後彼らが同じような場面に遭遇した時、一声掛ける、ほんのちょっとした勇気を出してくれるのではないだろうか。

そんなふうに思いたいので、チョイ悪オヤジは、今後も進んで人助けをしていきたいと思うのでありました。

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2009年11月08日 12:16に投稿されたエントリーのページです。

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