笠井です。
今週月曜日の勉強会のテーマは「マニフェスト」でした。
「明るい○○をつくります」
「元気な○○を目指します」
日本の選挙は、昔から、この程度の公約で成立していた。
選挙の公約は破るためにあると揶揄されていたように、そもそも誰も政治に期待していなかったからかもしれない。
日本の選挙において、初めて、マニフェストを掲げたのは三重県知事の北川さんだった。
それに何人かが同調し、今の「流行」となったのである。
さて皆さん、マニフェストの三原則をご存じですか?
マニフェストに必須とされる要件は、
「数値目標」「達成期限」「財源の明示」の三つである。
数値を具体的に示すのは、振り返りの基準とするためですから、
今回のマニフェストをどうこう言う前に、前回のマニフェストを振り返るべきなのだが、
第三者機関が評価する訳ではなく、自己評価でどれも高評価がなされている。
政策単位で有権者が判断することができる、日本の政治を変える画期的な方法とも言えるせっかくのマニフェストだが、振り返りの評価が適当にされているのでは意味がないような気がする。
今回の選挙は、マスコミがあまりにもマニフェストを取り上げて大騒ぎするものだから、有権者の私たちもそれに踊らされている格好だが、本当にそれで大丈夫なの???