桑原です。
「おしゃべり」「おてんば」「おせっかい」娘の性格はこの三つの言葉に代表される。
意外かもしれないが、妻も私も小さい頃はかなりおとなしい子どもだったので、娘が何かをしでかすたびに「誰に似たのだろう?」と言うのが、桑原家の定番になっている。
とはいえ、最近ますますおしゃべりになった娘との会話は面白く、毎日娘との会話を楽しんでいる。
この前は、娘に「こわいものは何?」と聞いてみた。
「お化け」や「怪獣」といった子どもらしい答えを予想していたが、娘はなんと「おかね!」との答えであった。
二歳児とはとても思えないほどの名言である。
娘に一体何があったのであろうか。
その一方で、娘は小声で「じったんは昔たぬきだったんだよ」と私にカミングアウトする。
確かに親父とたぬきの体型は似ているが、どうしてそんな迷言を言ったのだろうか。
このぐらいならまだ笑えるのだが、娘を肩車して、知り合いの人と立ち話をしていた時のこと、突然、娘が「とーたん 帽子とったら」と言い出すではないか。
帽子をしていない状態でそんなことをいわれたら、まるで私がカツラをしているみたいではないか!!「空気読めよ・・」と私は、心の中で呟いたのはいうまでもない。
どうやら娘は、最近流行の「KY(空気読めない)」だったようだ。
それでも私は娘を怒る気にはなれない。
なぜなら、娘の名前は「くわばら ゆめ」イニシャルだと「KY」なのである。
名は体を表すとはよくいったものだ。