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障がいの子の将来は誰が考える?

笠井です。

今日の投稿は、障がいの子のお母さん達に対して、以前から言いたくてもなかなか言えなかったことを、思い切って言うことにしてみます。

先日の胎内市でのイベント「農業分野における障がい者就労支援セミナー」に、障がいの子を持つ二人のお母さんを私の車でお連れすることになった。
お一人は精神障がいを持つ息子さんのお母さんで、もうお一人は発達障がいの子と自閉症の子、二人の障がいの子を持つお母さん。
わざわざ胎内市にまで行って勉強しようという姿勢をお持ちのお母さんですから、どちらもしっかりとしたお考えをお持ちのお二方でいらっしゃいました。

道中の車の中でお二方からいろいろとお話しを伺いましたが、内容は概ね↓
●障がいの子を持つ母親はとにかく大変で、その大変さは父親には分からない。
●母親だって子どもの将来のことを考えない訳ではないが、とにかく目先のことで精一杯なのが現状。
●福祉行政の皆さんへ、もっと福祉を充実させて!


障がいの子を育てる苦労は所詮父親に分からないもの、そうお考えでおられるお二人のご家庭でも母親VS父親の意見衝突がしょっちゅうあるらしい。(もめてるのはウチばかりではないのだなー。もっともウチの場合は、[強硬過ぎる父親]&[聴く耳を持たない母親]の取り合わせで、もはや修復不可能なところまで来てしまっているが…。)


お二人のお話を聴かせていただき、母親の大変さが今までよりは少し分かった気がしました。
しかし、
目先が忙しいという理由から大事なことが後回しにされているようなら、そこにはやっぱり異論反論大いにあり。

障がいの子を持つ親にとって、もっとも大事なことって何ですか?
「障がいの子本人の将来のこと」つまり「私たち親 亡き後の子ども達の人生について考え、そのために何かをすること」なのではないでしょうか?
どんなに目先のことが忙しくとも、大事なことは大事なことですから、しっかりやらねばならないのではないでしょうか!?

お母さん達からこっぴどく怒られてしまうのを覚悟で申しますが、
「日々の暮らし・目先のことで忙しい」ということをお母さん達は都合良く言い訳に使っているのではないか!?と、感じることが時々あります。

「今がなければ将来もないのよ」的なことをおっしゃいますが、その「今」お母さん達がやっていることは果たして子ども達のためになっているのでしょうか?

そもそも、親が生きている間は、
子どもはどんどん困ればいい...そう思いませんか?
言い方を換えれば、親が生きている間は親は敢えて子どもと距離を置いて接し、子どもが一人で生きていく術を子ども自身に学習させればよいのでは!?
親が出しゃばっていくのは、子どもがホントに困った時だけでいい。
(もちろん障がいの種類、程度によります。ここではダウン症とか自閉症、発達障がいなどを対象として申し述べます)

ところが、障がいの子を持つ 世のお母さん達は必ずしもそうではない。
どんどん子どもに接近し、まるで自分が子どもの代理人にでもなったかのように振る舞い、それらの行為すべては「子どものためだ」と言う。
そして結果として、自分は忙しい…他に何もできない…自立できない。
これでは、「障がいの母」という境遇に依存してしまっていると言われても仕方ないのでは!?

すみません。
さぞかし頭に来ているお母さんが大勢いらっしゃることでしょう。
私に対するお叱り・ご意見はどうぞコメントにお寄せください。


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コメント (1)

ムササビ:

ムササビです。
私のように部外者が偉そうなことを言うのは失礼なことだと思っています。
もし気に障るようでしたら申し訳ありません。

でも私はこの問題の鍵を握っているのは父親の存在だと思います。

私の2人の子供は共に小児喘息です。小児喘息を発症してしまったのは実家も親戚もない転勤先でした。
当時は妻と2人だけで対処しなければならず、本当に大変でしたが、夫婦の絆・親子の絆が深まったのは子供の病気のおかげだったような気がしています。
治る見込みのある病気と一生付き合わなくてはならない病気では重さがまるで違うのかもしれません。

…でも人間は少なくとも家族で子供を育てるようにデザインされた動物です。
困難に際して、一番近くにいる父親が献身的に母親を支えなくて誰が支えるのでしょうか?
子供の身近にあって子供を守るのが母親の役目なら、その子供と母親を更に外から身を盾にして守るのが父親の役目ではないしょうか。

青臭いことを書いているのは百も承知です。

愛する人のために生きることが出来るのが人間だと思います。
父親ももっと育児に参加しましょう。
女房・子供のためと思うから、男は仕事で頑張れるんじゃないでしょうか?

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2009年02月05日 16:46に投稿されたエントリーのページです。

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