笠井です。
直前の投稿で、少し長めの力作を投稿したところで、その陰に隠すようにそぉーっと10日前のネタを…。
下の写真は、長岡警察署の3階で行われた「振り込め詐欺被害防止推進員」の委嘱式の模様だ。
委嘱式で↓委嘱状を受け取った。
その後、プロジェクターで、振り込め詐欺の実態の詳細説明を受けた。
スクリーンを指して説明をしてくれているのは県警本部の犯罪抑止総合対策室の室長さんです。
この方は、私たちが当NPOを起ち上げる際に「情報提供してくれ」と県警に乗り込んでいった時、私たちの交渉の窓口になってくれた方でして...この方の理解がなければ、私たちの活動も、もしかしたら今のような状態にはなっていなかったかも!?と思われるほどでして...そういった意味ではNPOとして恩義を感じている方であります。
今でも、NPO関連の書類作成のために地域別の犯罪発生率などを問い合わせたりと面倒な質問をしても、その都度快くわざわざ調べて連絡してくれるような方でして、私たちのNPO活動に多大な理解を示してくださっている方であります。
さて、委嘱式並びに振り込め詐欺に関する勉強会が終わり、解散となったところで、
私のところにNHKの記者さんとケーブルテレビさんが近寄ってきた。
特にNHKさんのほうは、女性一人で記者兼カメラマンをこなしていた。
カメラを右肩に構えながら、マイクを持つ左手を伸ばす。
女性の手の長さなので、それほど距離を開けるわけにもいかず、距離を気にすればカメラに近付きすぎる...そんな違和感の中で、私は確かこんなふうに答えたと思います。
「振り込め詐欺という言葉を耳にするようになってから、もう相当な時間が経つので、未だに振り込め詐欺に実際に引っかかる人がいるのか!?と思うほどだが、実際には沢山の被害が出ている。その原因は大きくは3つほどあるのだと思う。一つは伝える側の問題で、これは単純に伝えることが不足しているということ。二つ目は、高齢の方々が自分から情報を遮断してしまっているということ。そして三つ目は、家族の無関心だ。この中で私たちは三つ目の問題に力を注いでいきたいと思っている。」
いくら一生懸命に情報発信しても、ご高齢の方々に聞く姿勢がなければ何にも意味がない。
そこで、普段から情報を聞く姿勢のある、ご高齢の方々の息子・娘の世代に、振り込め詐欺に対する関心を高めてもらい、それらの人たちから家族内において注意喚起を図ってもらおうというもの。
突然マイクを向けられたので、何を言ったのかよく覚えていないのだが、確かそんなことを言ったと思う。
その日の晩、食事を作るのが面倒になって居酒屋で夕食代わりの焼き鳥を食べておりますと、理事長の高木から「テレビ見てたら笠井くんのドアップが映ってきてびっくりしたぞ、言っておいてくれればDVDに録画したのに…」とメールが入る。
わたしの行きつけの床屋の主人なんぞは、映像があまりにドアップ過ぎて初めは笠井くんだと思わなかったぞ、などと言う。
いくらなんでもカメラが近すぎるんじゃないの!?って感じた、あの違和感は、やはり間違っていなかったのだった。
NHKの女記者さん、今度はカメラマンを連れてくるか、あるいはもう少し長いマイクを持ってきてね。