NPO活動の忙しさは一昨年末頃から急激にその程度を増した。
NPO活動が忙しくなれば、活動の責任者たる私に当然のごとく負担が掛かる。
身は一つだがやることだけ何倍にもなれば、睡眠時間を削ってやるしかない…結局、一年半近く、睡眠時間3時間程度の生活を繰り返しておりました。
すると、その結果、60キロ台がベストのはずの体重は88キロ近くにアップ。
そして、後頭部に軽い違和感が出るようになった頃には、高血圧症状や無呼吸症候群の症状も出始め、せっかく睡眠をとっても全く熟睡できない日々の連続、ついには、心なしか右足にしびれを感じるようにさえなってしまった。
人間、これだけ体調が悪ければ、精神的にもおかしくなって当たり前か!?
常にイライラの連続で、家族に不愉快な思いばかりさせてしまい、今では情けないことに「別居」状態に…(狭いアパートに住んでいるのですが、私が夜中に仕事をして寝ている家族に迷惑を掛けるものですから、私だけ一人、実家で生活しているといった感じです。)
家族のために始めたNPO活動で、家族がバラバラになりかねない状況に陥ってしまった私の愚かな様を、誰が笑わずに聞けましょうか!?あー、ついため息が出てしまう。
途中で投げ出してしまいたい気持ちはあるが、今やもう放棄はできない。
やはり、私は「変人」だ。
このような状況になっても、「ここまで来たら止められない」という意地を優先させてしまうのだから…。
そんなこんなの悪戦苦闘の末に、私たちの活動は、どうやら少しずつ全国に知られるようになってきたようで、
NPOの祭典で全国3つの優秀団体に選ばれたのを皮切りに、大阪のあるベンチャー企業から地図コードを提供したいとの話をもらったり、そうかと思えば、東京の方から、一緒に全国展開をしないかと話を持ちかけられたり、はたまた全国放送の夜のニュース番組に出てみないかとの話をいただいたり…。
何かが上手くいかなくなると、別の何かが新しい展開を見せ始める。
人生とは、こういうものなのか。
ちなみに一人で生活するようになってからというもの、体重はなぜか見る見るうちに減ってきて、あっという間に60キロ台に戻り、今では後頭部の違和感も足のしびれも、高血圧も無呼吸症も、精神的なイライラも、全てが一気に解消されてしまった。
私という人間は、とことんチグハグ。
なぜ、こうも上手くいかないんだー。
間の悪い人間の典型です。