16日、家内の実家の長野へ「送り盆」に行ってきました。
13日の「迎え盆」、16日の「送り盆」と、古くからのお盆のしきたりを守り続けている地域です。
迎えたものは、送り出すのが定め。
もてなし、お盆の間一緒にすごした祖先の霊を送ります。
13日の「迎え火」と同じように今度は「送り火」を焚き、再び帰り道を照らしてお墓まで送り届けます。
またこのとき、先祖の霊だけでなく、招かれざる悪霊たちにも、
いかにして無事確実にに"あの世"へ戻ってもらうか。
日本人は、時代や地域ごとにさまざまな工夫をこらしてそのことに取り組んできたのだそうです。
この結果、日本の夏は、実に情緒豊かな美しい行事の数々によって彩られることとなったのだと聞きます。
「迎え」「送り」は、わたしたち日本人の誇るべき文化といっても良いかも知れません。