先週末、東京麻布で、福祉医療機構が主催する報告会&交流会が開かれたので参加してきました。
全国から大勢集まりましたが、すべてが当方と同じ活動をしている団体ばかり。
一つの市レベルの情報網で1万人を超えている団体は当方以外にはもちろんありませんでしたが、県レベルでなら、広島県の「ひろしまこども夢財団」という団体が運営している「Kids情報送信サービス」が、同県内に2万人の会員を作っているというお話でした。
[県]と[市]の違いがあって、当方の情報網とは若干質が異なるので、まったく真似をするわけにはいきませんが、当方が活動を始める二年前から広島県で情報発信を始めておられるからには、それ相応のノウハウを構築しておられるのだろうと思い、積極的に交流して参りました。
ひろしまこども夢財団のKids情報送信サービスの特徴は、
受信側が、受信したい情報の種類を選択できるというところで、こんな情報がありました。
●防犯・防災
●イベント・講演会
●感染症・医療・母子保健
●食品・食中毒
●支援制度・相談窓口
●その他行政情報
●企業(商品・フェア)
意外に感じたのが、企業情報 を堂々とメール配信している点です。
企業情報を有料でメール配信し、そのお金を活動資金に充てているというお話でした。
企業から何らかの形で資金を集め、それを活動費に充てていくという考え方は、
NPOとしてはあって当然なのだと、NPOを研究している者としては思ってはいたのですが、
世間一般には「NPOとはボランティア」「NPOとは収益を得ない」という勘違いを未だされている状況で、
「企業からお金を払ってもらい、その企業の情報をメール配信する」という行動は、
メール配信された側がどう思うか?を考えた場合に、そう容易にできることではないと思います。
なかなか勇気のある大胆な行動だと感心させられました。
この団体の活動内容が全員の前で発表されていたところを見ると、行政側も「お手本にしてください」ということなのだと思います。
正直なところ、私は今まで「企業情報をメール配信する」という考えは持っていませんでしたが、
今後の配信の仕方について再検討しようと考えております。