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目を閉じて歩く

歩道上にある黄色くてデコボコしたブロック、あれは視覚障がい者のためにあるもので、点字ブロックというものだそうです。

点字ブロックは、実は日本生まれ。
岡山県で、盲学校近くの歩道上に置かれたのが初めてだったらしい。
全盲の方ばかりでなく、弱視の方も対象としているので、「黄色」という色は結構重要らしい。

ところで、この点字ブロックは二種類あるのをご存じでしたか?
一つは、細長い線上凸のブロックで、もう一つは丸い点状凸のブロック。
これら二つは、それぞれに別の意味があって、
線状ブロックのほうは進行方向を示しているもので、
点状ブロックは「前方に何かあるよ」と注意を表しているものだそうです。

それが分って、敷いてある点字ブロックをもう一度よく見てみると、歩道上には線状ブロックが進行方向に並んでいて、交差点の手前で点状のブロックに変わっている。
な~るほどね。

「目をつぶって歩いてみようかな。」
先日の夜、歩いて家に帰る途中、そんなことをふと思いつき、まず点字ブロックの上に立って目をつぶり、そこからスタート、何メートル歩けるか挑戦してみた。
まっすぐ歩いているつもりが、3mと進まない内にすぐに点字ブロックのラインから外れてしまい、ブロックがどこか分らなくなる。
線状から点状に切り替わっても、まったく分らない。
また、最近の交差点では歩道と車道の段差が小さくなっているので、いつのまにやら交差点に出てしまってヒヤッとした場面もあった。
歩く側にも練習が必要だし、感覚を磨かなければ、こりゃ、大変だー。

大手通りから柏町を通って宮原にさしかかる辺りになると、もう歩道上に点字ブロックはなくなってしまった。
それどころか、管工事か何かでところどころ掘り返してある。
いつ落ちるか!?と怖さは百倍。とってもじゃないが目を閉じてなど歩けません。

目の不自由な方々に対して、世の中がこれほど不親切で良いのか!?

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2008年05月19日 11:20に投稿されたエントリーのページです。

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