1970年7月18日、東京都杉並区でグラウンドで体育の授業を受けていた多数の女子高生が、目の痛みや頭痛を訴えて倒れ、病院に運ばれた。その原因が光化学スモッグと判明する。
この、日本で最初に注目された7月18日は、「光化学スモッグ」の日とされている。
この光化学スモッグ、1970年代には猛威をふるっていたので、30~40代の人のなかには、子どもの頃「光化学スモッグ注意報」発令で、屋内に入るよう指示された記憶がある人もいるのでは?しかし、80年代以降は沈静化。
人々の記憶から遠ざかっていた公害が、ここ数年、関東地方を中心に再発していた。
それでも、日本海側ではあまり聞かなかったのだが、昨年とうとう長岡市で注意報が発令された。
しかも、それは確か5月上旬だった。
光化学スモッグは、太平洋側では7月や8月に多いが、日本海側では5月がピーク。
どうやら、太平洋側と日本海側とでは光化学スモッグ発生のメカニズムが違うらしいです。
どういうふうに違うのかは、下の「続きを読む」を見てください。
さて先ほど、長岡市の環境政策課に行って参りました。
そして相談の結果、本年より、光化学スモッグ注意報メールを一斉配信することにしてきました。
注意報発令後に速やかに一通。そして、解除された直後に一通。
ほとんどの場合は、お昼に出された注意報は夜になると解除されるので、そうなりますと一日の内に二通配信されることになるかと思いますが、皆さんには了承いただきたいと思います。
※「そらまめ君」というサイトへのリンクボタンを当方ケータイサイトの上部に移動しました。
「そらまめ君」は、環境省の運営する大気汚染物質広域監視システムのサイトだそうです。
「続きを読む」
光化学スモッグは光化学オキシダントと呼ばれる物質で、
大気中の物質が紫外線と化学反応を起こし、二次的に発生する汚染物質です。
最高気温が25℃で夏型の気圧配置の時に発生しやすいと言われています。
目や喉に痛みを感じたり、喘息の子どもはひどい発作を起こしてしまうかもしれませんので、十分に注意してください。
さて、光化学スモッグ発生メカニズムにおける太平洋側と日本海側の違いについて。
太平洋側の場合は、車の排ガス、ヒートアイランド現象の影響。
日本海側の場合は、中国大陸で発生したオゾンが原因。
中国の方に「他人のせいにするなー」って怒られそうですから、念のため言っておきますが、
あくまでも断言している訳ではなく、ある調査でそういうふうに言われてますよーってことですから、そこんとこよろしくお願いします。