あれっ?水が少ない。
桜が満開になる頃の水面に映る桜の美しさ…確か、例年はもっと水がたくさんだった気がするのだけれど。
私の場合、桜の花にはあまり良い思い出がありません。
亡くなった親父が闘病していた新潟大学病院の病室の窓から見ていた桜。
娘がガンセンターに入院していた頃、病院に通う道中に見た新潟やすらぎ堤の桜。
桜の花を見ると、その時の切なかった気持ちが思い出されて、懐かしくもしんみりとした気持ちになります。
苦しいことは今もあるけど、
あの頃に比べれば今の普通の暮らしがどれほど幸せなのか、つくづく感じます。
「あー、どうして俺ばかっり、こんな苦労をしなきゃいけないの?」
「あー、どうして上手くいかないことばかりなの?」と、
普段は、不平不満ばかりに心を奪われている私に、桜の花が「あの頃を思い出しなさい」と注意してくれているのかなー。