先日、中央図書館で「成人期の自閉症に対する支援について」の講演会がありました。
会場には、福祉施設の職員と、自閉症の子を持つ親たちがほとんどでした。
参加者は決して多くなく、認知度の低さを伺わせました。
印象に残った話を一つご披露します。
横浜では、自閉症の子が大型スーパーに就労させてもらっているそうです。
独り言が多かったり奇声を発したりするというのは自閉症の特徴の一つなのですが、
客商売のスーパーでよく受け入れてもらえたものだなーと、感心しながら聴いておりました。
講師の方の話によれば、
「家族や親戚に障がい者のいる人は、私たちが考えているほど少なくないのです。だから、私たち関係者が考えているより、大勢の人たちから理解されるものなのです。事実、そこの大型スーパーでは、お客様から苦情は一件も届いていない。それどころか、敢えて障がい者を受け入れていることに対する讃辞の声が寄せられている」とのこと。
「なるほど」と唸らされましたが、果たして新潟ではどうなのだろうか?