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知的障がいのある人たちが地域で生活するために

知的障がいのある人のためのセーフティネット構築を目指して…

 知的障がい者が地域で生活しているとさまざまな犯罪被害やトラブルにあう危険があります。
被害にあっても泣き寝入りするケースが多く、勇気を出して訴え出ても警察などの公的機関が、知的障がい者の特性を理解しないために、救済に結びつかないことも多いが実情です。そのため、2001年にシ白梅学園短大の堀江まゆみ教授を主任研究員とした厚生科学研究班g立ち上がりました。
 各地で知的障がい者のことを理解する親や福祉職員や研究者を増やし、これらの人々が中心になって警察や消防や消費生活センターなどの公的機関に、知的障がい者が被害にあわないためのネットワーク(セーフティネット)を広げていく活動をしています。各地にあるPAはこのセーフティネットを構築するためのグループです。
 ※PAとは…アメリカでは各州に知的障がい者の権利擁護に取り組むPAという団体があります。残念ながら日本では障がい者の権利を定めた法律もなく、このような権利擁護機関もありません。そこで、市民による権利擁護ネットワークを広げていくためにPA活動を始めました。

各種プロジェクト
《警察プロジェクト》
知的障がい者の特性をよく理解してもらい、障がい者が犯罪被害にあわないためにどうしたらよいのか、被害にあったときにはどうすれば救済できるのか、警察に協力を求めるプロジェクト
《コンビニプロジェクト》
知的障がいのある人や自閉症の人も、コンビニが大好きです。
街のあちこちにあるコンビニが障がいのある人たちのことを少し気に掛けてくれたら、彼等の生活はずっと暮らしやすくなり、生活の幅が広がります。
2003年に始まったPA大阪のコンビニプロジェクトは全国から大変な反響があり、今すぐにでも自分たちの地域で始めたい、という方が続出しました。
《消防救急プロジェクト》
災害時に最も辛い思いをするのは障がい者や高齢者。
災害時に必要なてんかん薬などがきれそうになって大変な思いをした障がい者がいます。
生活習慣の変化に弱い自閉症の人などは避難所暮らしで辛い思いをしたと言われています。

ほかに
《交通プロジェクト》《消費生活プロジェクト》《医療プロジェクト》など。

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コメント (1)

ムササビ:

大変興味深く拝見しました。
確かにコンビニを良く利用されますよね。
字数の制限もあると思いますが、『…プロジェクト』とは具体的にはどのような取り組みを指すのでしょうか?
あつかましいお願いで恐縮ですが、『コンビニプロジェクト』を例に 具体的にお教え頂けないでしょうか?

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2008年03月20日 02:00に投稿されたエントリーのページです。

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