今回の与板での不審者事案の場所は、夏にも一度、声掛け事案のあった同じ場所だ。
古い商店が軒を連ねる、与板のいわばメインストリート沿いで、「信組」「バス停」などが目の前にある。
バス停のところの商店には、子ども110番の家の札が掛かっていた。
どうやら今回も、そこには飛び込まず、走って逃げたということなので、子ども110番の家としてはあまり機能していなかったようです。
以前から何度か発言させてもらっていますが、せっかくある子ども110番の家をもっと機能させるようにしましょう。
ところで、今回の事案。
「こんにちは」と声を掛けられ、気味が悪かったので立ち去ろうとしたら、「待って」と言われて追いかけられたということです。
まず、もしも私が子どもに何かイタズラをしてやろうと思っている男だとしたら、こんな場所で声は掛けない。他人に「見てください」と言わんばかりだ。
そういう点から考えると、これって不審者事案???というのが率直な印象だが、敢えて今はそれを横に置いて、その前に言いたいのは、
「こんにちは」と声を掛けられたら、「こんにちは」と返したのだろうか?!ということ。
「こんにちは」には「こんにちは」。それが当り前で、礼儀です。
「こんにちは」と声を掛けられただけなのに、どうして「気味が悪い」と思ったのか?
声を掛けられること自体を気味が悪いと思うようであれば、これは大問題だ。
子どもに声を掛けるのも気軽にできないことになってしまう。
これで良いの?
2009年NHK大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続ゆかりの地である与板。
もしかしたら今後、外部の人間がどんどん訪れるようになるかもしれない。
その時のことを考えても、これで良いですか?与板の皆さん。