トヨタ自動車は10月21日、『ヴィッツ』などのパワーウィンドウスイッチに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『ヴィッツ』『ラクティス』『ベルタ』『オーリス』『カローラルミオン』『イスト』の6車種で、2005年1月18日~2010年6月29日に製造された計60万0965台。
運転席ドアのパワーウィンドウスイッチにおいて、スイッチ潤滑用グリースの量が不足しているものがある。端子摺動部から出る摩耗粉と水分等の浸入でショートを起こし、端子が発熱。当該スイッチおよび周辺の樹脂部品が焼損し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
改善措置として、全車両、当該スイッチの端子間抵抗の導通を点検し、異常の見られるものは対策品と交換し、正常なものについては接点部に耐熱性グリースを適量塗布する。また、点検で耐熱性グリースを塗布したものについて、その後、作動不良が発生した場合は、パワーウィンドウスイッチを交換する。
不具合は46件発生、ドアトリムを一部焼損する事故が2件発生している。市場からの情報により発見した。
《レスポンス 纐纈敏也@DAYS》
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151021-00000036-rps-bus_all