米国では、“グルテン不耐症”の人用に作られた“Gluten-free(グルテン未使用)”のラベルがついた食品をよく見かけます。
グルテン不耐症は、小麦や大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質へのアレルギーで、小腸に炎症が起き、さまざまな症状が出てきます。
近代は欧米並にパンや小麦粉を使ったお菓子を食べる日本でも、実は子どもがグルテン不耐症になっているのに気づかない可能性は大。
今回は、子どもがグルテン不耐症かもしれないサインを、海外の情報サイト『Real Fit Mama』、『WebMD』などの記事を参考にお伝えしましょう!
■1:腹痛、下痢
パンやピザ、ケーキなどを食べた後に、子どもが「お腹が痛い」と訴えたり、お腹がゆるくなることはありませんか? これは、グルテン不耐症の最も典型的な症状だそうです。
■2:肌の小さなボツボツ・湿疹
グルテンが消化機能に悪影響を及ぼすことで、角質が毛穴を塞ぎ、腕の上部やお尻などに小さなボツボツができる“毛孔性角化症”という皮膚症状が出ることもあるそうです。また皮膚に湿疹が出やすい場合も要注意。
■3:疲労しやすい・集中力がない
子どもは普通、エネルギー満点。なのに、やけに「疲れた」という言葉を連発していませんか? または、頭がボーッとして集中力に欠ける、という場合もあるそうです。
■4:イライラ・不安症・ADD
「うちの子、落ち着きがない……」「気分に浮き沈みがあるな」「キレやすくて困る」という精神的な症状の場合も、グルテン不耐症の可能性があるそうです。
いかがでしょうか? 子どもの心と体に上記のような症状があったら、症状だけではなく、その原因を追究してみましょう。
もしグルテン不耐症を疑うようなら、食品からパンなど小麦製品を抜いてみて、様子をみてください。グルテン不耐症は、食事から小麦製品などを完全に抜き、グルテン抜きの食生活を送るほかは治療方法がないそうです。
人間は、口にする食品に精神状態を含む体調が影響される場合も多いもの。麦類だけでなく、普段食べている食品に付着した農薬や殺虫剤などの影響も考えてみましょう。
http://wooris.jp/archives/166023