厚生労働省は13日、「健康保険組合連合会(健保連)」と「国立医薬品食品衛生研究所」の2施設でパソコン計3台の端末がウイルスに感染していたことを明らかにした。「国立精神・神経医療研究センター」でも感染の疑いが指摘され、確認作業を進めている。個人情報の流出は確認されていないという。
厚労省によると、今月10日、健保連のシステム管理委託先から「端末がウイルスに感染した疑いがある」と連絡があった。その後の調査で不審なデータ通信が判明し、11日に業務用パソコン2台で不正プログラムの形跡が見つかったという。厚労省は、職員がウイルスメールを開封した可能性があるとしている。2台が接続されたネットワーク上では健保加入者の個人情報などは扱っていない。
国立医薬品食品衛生研究所では、12日に端末1台の感染が確認。この端末には医療機器の安全性や有効性を確認するための実験データなどが含まれていたという。国立精神・神経医療研究センターでも11日に感染疑いの通報があり、感染の有無を調査している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150613-00000535-san-soci