普段、お子さんや家族の食べ物にいろいろ気を遣っているママも多いと思います。おそらく栄養が偏らないように、バランスの良い食事を摂らせるよう、苦労していることでしょう。
食べ物に気を遣ったほうがいい理由は、栄養面だけだはありません! なんと食事次第で“頭が良くなる”というのです。
そこで今回は分子栄養学を提唱し、多くの大学でも教鞭をとってきた三石巌さんの著書『脳細胞は甦る ボケ、老化を防ぐ「脳の健康法」』を参考に、“頭が良くなる食べ物”について紹介します。
■ビタミンで頭が良くなる!?
<言葉が不自由な男の子を診察して、IQ25〜30と判定した。そこで大量のビタミンを与えてみたが、数週間経っても改善のきざしが見えない。思いきって標準量の三〇〇倍まで投与量を上げてみた。-(略)-
そうしたら、数日後にその子は口をきき始め、一ヶ月も経たないうちに読み書きができるようになり、九歳のときには小学校に入学した。IQは90になり算数における進歩が目立ったという話である。なんとビタミンで、頭がよくなったのだ!>
これは、アメリカで知的障害児の治療を専門にやっているライナス・ポーリング研究所を著者の三石さんが実際に訪れて、この方面の権威であるハーレル・キャップさんから聞いた話として書かれています。
この時にはビタミンCを1,500mg、ビタミンB1を300mg与えたということです。もちろん、こうした脳の劇的な発達というのは、通常の食事ではなされないと思いますが、ビタミンと脳の発達の相関関係は、少なからずあるのかもしれません。
■頭を良くするには、まず体を健康に
<ビタミンの摂取量が不足している子は、脳の機能以前に身長も低く、カゼもひきやすく、アレルギー症状を起こしやすい>
頭を良くする栄養は、体も健康にするということですね。つまり言い換えると、頭を良くしたいなら、まずは健康でなければいけないということ!
しかし、考えてみれば当たり前で、脳も実は、体の器官の一部ですよね。確かに、まだ解明されていない謎がある器官ではあるのですが、体の他の器官と同じように、人間の体を構成している、さまざまな器官の一部と考えれば、栄養が必要だということは納得できますよね。
子どもの頭を良くしたいと思ったら、まずは体全体に必要な栄養をしっかりと摂取させてあげましょう。というのは、栄養不足は体だけでなく、脳にも大きなダメージを与えてしまうからです。
そういう意味でも、ママが家族や子どものために栄養を考えて、食事に気を遣っているというのは、とても大事なことだったのですね。タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂ることが成長期の体、そして頭には大事だということです。
以上、“頭が良くなる食べ物”についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか? 脳の働きを良くするためにも食事はやはり大切であるようです。
頭と体、すべてに栄養が行き渡るように、バランス良く食事を摂るようにしましょう。
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