[シアトル/北京 18日 ロイター] – 米マイクロソフト<MSFT.O>は、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」を今夏に世界で発売することを明らかにした。190カ国、111の言語で公開する。
現在、海賊版のウィンドウズを利用している中国のユーザーも、無料でアップグレードできるとしている。
中国での販売拡大を狙った措置。中国では、パソコンに搭載されているソフトの4分の3以上が正規のライセンスを受けていないとの調査結果が出ている。
マイクロソフトがウィンドウズ10の発売時期を明らかにしたのは初めて。関係者の間では秋の発売が予想されていた。
同社は1月、「ウィンドウズ7」以降のバージョンを利用しているユーザーに無料アップグレードを提供する方針を示していた。
中国では、レノボ・グループ<0992.HK>、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>、奇虎360科技<QIHU.N>と提携して、ウィンドウズ10の普及を進める。
レノボは声明で、ウィンドウズを搭載した携帯電話を中国移動を通じて年内に発売すると発表。
マイクロソフトは、中国のスマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)[XTC.UL]と提携する方針も示した。シャオミの一部顧客にウィンドウズ10のテスト版を提供するという。
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