【ワシントン=中島達雄】米南部テキサス州の病院で、女性看護師がエボラ出血熱に感染した問題で、オバマ米大統領は13日、米疾病対策センター(CDC)など保健当局に対し、再発防止策の徹底を指示した。
女性は同病院で、エボラ出血熱を発症したリベリアの男性患者の手当てを担当。8日に男性が死亡した後、10日に微熱が出たため検査を受け、12日にCDCが感染を確認した。現在、容体は安定しているという。米国内でのエボラ出血熱の感染は初めて。
CDCは先月30日に男性のエボラ出血熱の発症を確認した際、隔離後の二次感染は起きないと自信を見せていた。女性は防護服や手袋、マスクを着用して患者の手当てをしていたが、感染防止対策に何らかの不備があり、隔離後の患者から感染したとみられる。
(2014年10月14日 読売新聞)
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