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食後の「しゃっくり」実は病気の前兆かも…

食後に「ひっく」というしゃっくりのようなものが出てしまうと、ランチ後大事な打ち合わせが台無しに!なんてことになっては一大事。 そこまで酷い話はないにしろ、あまり印象はよくないかもしれません。ちょっとした対策で予防できることもありますし、ひょっとすると大きな病気の前兆かもしれません。どういった対策を取るべきでしょうか。

食後の「しゃっくり」実は病気の前兆かも…

食後に必ずしゃっくりのようなものが

食事を摂取したあとに必ずしゃっくりのようなものが出る症状。本人はそれほど悩んでいなかったのですが、周囲から心配されることも多く、気になりはじめたようです。思い返せば社会人になり少なくとも4年間はこの症状が出ており、病院で診察してもらうかどうかを迷っておられる男性からの相談です。

『27歳、男性です。私自身は特別気に留めていなかったのですが、食事をとると必ずしゃっくりのようなものが出ます。ただ、しゃっくりのようなものなのか、しゃっくりそのものなのかは分かりません。しかし、必ず腹の底からこみ上げてくるものがあり、「ひっく」となるのです。社会人となって4年目ですが、思えば4年間ずっとです。これが良いものなのか悪いものなのかはともかく、周囲に心配されるので少し気になっております。特別、体調不良などは見られないのですが、病院に行ってみるべきでしょうか。』(20代男性)

まずは食事中にできる対策を。それでも改善しなければ受診の検討も。

しゃっくりの原因を食事中に取り除くことで治まる可能性が高いようです。一口を少なくする、よく噛む、満腹を避ける、冷たすぎる飲み物は避けるなどの対策で概ね改善されるようです。一方で、胃腸疾患などの可能性もあるため、消化器内科での受診も検討してみてはいかがでしょうか。

『しゃっくりとは、横隔膜のケイレンです。心配ないものとしては、食べ過ぎ、飲みすぎ、炭酸飲料、喫煙などがあげられますが、これらの原因を除去することで治まると思います。心当たりはありますでしょうか?一口を少なく、良く噛んで、満腹を避けます。冷たい飲み物は、胃腸の動きを止めてしまうので、食事中は、温かい飲み物にしてみてください。これらに気をつけていただいて改善されるようなら、問題ありません。胃腸疾患や食道が細くなっていても「しゃっくり」はおきますので、改善しなければ、消化器内科の受診をお勧めします。』(看護師)

「げっぷ」であった場合は、食べ方に気をつけて

しゃっくりではなく「げっぷ」であった場合、食べ方に気をつけると改善の余地があります。

『「ひっく」という感じだとしゃっくりかなと思ったのですが、「腹の底からこみ上げてくる」という感じが気になりまして、げっぷの可能性もあるかもと思いました。げっぷの場合、呑気症(空気嚥下症とも)というものがあって、食事のときに空気を一緒に飲みこんでしまう場合や、ストレスなどでげっぷがでます。早食いする方に多いです。これについては、ゆっくりよく噛んで食べることと、ストレスをなるべく溜めないことと、口を開けて食べないことが勧められます。』(看護師)

食道の病気の可能性も

げっぷの頻発は逆流性食道炎や食道裂孔ヘルニアという症状の前触れである可能性も。体調不良ではないとのことで緊急性はなさそうではあるものの、改善の兆しが見られない場合は内科での受診も検討するといいでしょう。

『胃と食道が繋がっているところは筋肉で締まっていて、食べ物が逆流しないようになっているのですが、これが何らかの理由でゆるんでいることによって、げっぷが出る場合があります。この状態になっていると、多くの場合逆流性食道炎になります。胃の粘膜は胃液に耐えられるよう、強くできていますが、食道は耐えられません。胃から胃液が逆流してくると、食道に炎症がおこるというわけです。この状態になると、自覚症状としてげっぷの他に、胃のあたりが痛い、咳が出る、朝歯磨きをしていておえっとなる、などが出てきます。食道がんのリスクが高まるため、粘膜を保護する薬を内服することになります。日常生活では、炭酸飲料を避け、食べてすぐに横にならない、一度に沢山食べない、刺激物(香辛料など)を避けることが大事です。』(看護師)

『食道裂孔ヘルニアという病気があります。これは、通常横隔膜に穴が開いていて食道が通っているのですが、その穴から胃が一部分飛び出している状態です。こうなりますと、食べ物・飲み物・空気を飲んだ時にまずその飛び出している部分に入るので、飛び出した小さい胃のスペースに入りきらず、逆流しやすくなるということです。これについては、胃カメラ検査をすればすぐにわかります。外科的に治すことは通常しないので、逆流性食道炎のときと同じような内容を気をつけるようにします。体調不良が無いということですので、緊急性は低いと思われます。上記のようなことに気を付けてみて、改善しなければ内科へご相談になると良いと思います。』(看護師)

まずは、「しゃっくり」なのか「げっぷ」なのかで行う対策や気をつけなければならないことが変わってきそうです。普段の食事中にできることを意識しつつ、ストレスを溜めないなど、両者に共通した対策をまずは始めてみることが重要です。改善が見られない場合は消化器内科での受診も検討してみてはいかがでしょうか。

http://medical.yahoo.co.jp/diet/column/4653/

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