広島市の土砂災害の現場では行方が分からなくなっている2人の捜索が夜を徹して続けられています。土砂災害 が発生してから3日で2週間となるなか、避難所での生活を余儀なくされている人は今も900人近くに上っていて、長期化する避難生活や今後の生活再建をど う支援するかが課題となっています。
広島市で起きた大規模な土砂災害では、72人が死亡し、今も2人の行方が分からなくなっていて、警察と消防、それに自衛隊が1500人余りの態勢で、夜を徹して捜索を続けています。
広島市の土砂災害で、避難の指示や勧告が続いていたり、自宅に住めなくなったりして、市内の10の避難所での生活を余儀なくされている人は、1日午後9時の時点で411世帯878人で、避難者が最も多かった発生3日目の8月22日と比べると4割以下になりました。
広島市では、公営住宅の確保など落ち着いて生活できる場の提供を進めていますが、住民の間からは体調不良や精神的なストレスなどを訴える声が強まっています。
避難生活が長期化するなか、避難所に残る人たちをどうケアし、今後の生活再建を支援していくかが、課題となっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140902/k10014269651000.html