怒った経験は誰にでもありますよね。でも、その後にも、どんどん失敗したり、ほかの悪いことが起こったりした、ということがありませんか?
こんなとき「泣きっ面に蜂だわ……」と運の悪さを呪うものですが、実はこれ“運”ではなく“自分の怒り”が招いた結果だというのです!
そこで今回は、アメリカの健康雑誌『Health』ウェブ版の記事を参考に、“怒っているときにすべきではないこと”7つをご紹介します。怒りがその後の行動にいかに影響を及ぼすか、そしてその解決法も検証してみます。
■1:怒ったまま眠る
「怒っても、寝て起きたら忘れる」というのはウソ! 研究によると、眠ることにより記憶がより鮮やかになり、起きたときにはさらに怒りが増している可能性が高いとか。
起きたときまでプンプン、なんて自分がその日1日損しそう。怒りは、就寝前に解決するか、少なくとも気持ちの整理をつけるべきですね。
■2:運転する
誰かと大ゲンカしてそのまま車に乗ると、ほかのドライバーにイライラして怒りが増してしまうことも。
研究によると、怒っているときは危険な運転をしたり、事故にあう確率が高くなるそうです。それでも運転しなければならない場合は、文字通り“視野が狭くなる”のを避けるため、意識的に目を見開いて周りを見渡しながら運転するのが効果的だそうです。
■3:怒りを吐き出す
なんと! 私たちが“怒りの特効薬”として誰かに怒りを吐き出したり、モノに当たったりすることが、さらなる怒りを招くというのです。加えて、ほかの人にイヤな思いをさせる結果にもなります。
研究によると、他人の怒りをネットなどで5分間読むだけで、自分の怒りと不運な気持ちが増すそうです。他人に頼らず、まずは自分で自分の気持ちに向き合うことが大事なのですね。
■4:食べる
怒ったり不安になると、つい食べ物に手が伸びませんか? 研究によると、こんなときはしかもより不健康な食べ物を食べる人が多いとか。
加えて、怒りの“激情”で体が異変を起こし、食べたものが原因で、便秘や下痢を引き起こす可能性もあるそうです。頭に血が上ったら、意識的にヘルシーな食べ物で小腹を満たしましょう。
■5:SNSで怒りをぶつける
怒っているとき「言い分を誰かに聞いて欲しい!」と、SNSに怒りを書き込んでいませんか? この行為は後で噂や証拠になったり、不利な状況を招く場合があります。
上記のように“怒りを吐き出す”のはおすすめ行為ではありませんが、どうしても聞いてもらいたい場合は、家族や友人など信頼できる人に直接話しましょう。
■6:Eメールを送る
頭に血が上っているときにEメールを送るのはNGです。一度送信ボタンを押したら、取り返しのつかないことになる場合も!
どうしてもこの状況を文書にしたい場合は、まずワードなど文書作成ソフトを使用しましょう。保存して後で読み返すと、「なんだこりゃ」と自分で失笑する場合も多いものです。
■7:アルコールを飲む
怒ったときは、感情を鎮めるためにグラスにお酒を注ぎたくなりますが、でもこんな状態でアルコールを摂取するのは逆効果です!
心理学者によると、アルコールは心理的な抑制効果を取り除くため、怒りをそのまま行動に起こしてしまうことが多いとか。後で後悔する結果にならないように、絶対やめておきましょう。
以上、“怒っているときにすべきではない行為7つ”をご紹介しましたが、いかがでしたか? このような行為は誰にでも経験がありそうですが、確かに状況が好転した、ということはなさそうですよね。
まずは静かな場所で心を鎮め、自分、そして怒っている状況を客観的に見つめることが大事です。自分が損する羽目にならないように、落ち着いて対処してくださいね!
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