「仕事がうまくいかなくて失敗が怖い」「仕事の目的ってなんだろう」「頑張った先に何があるのかわからない」「人間関係がうまくいってない」……このような原因によって、仕事へのモチベーションを失ってしまっている人も多いですよね。そんな状態だと、仕事に集中できなかったり、全力で仕事を取り組むなんてことはできません。
モチベーションが高いとういのは「やる気がある」ということ。やる気次第で仕事のパフォーマンスは大きく変わりますし、何より自分が生きている実感を味うことができます。では、どうすればやる気を出すことができるのでしょうか。
■ 仕事のやる気を出すシンプルな方法とは
◎ やる気の種リストを作る
筆者が実践しているのは、「やる気の種」をリスト化することです。「これまでの人生で、自分のやる気がMAXだったのはどういう時だったか?」を、当時の状況を思い出してなるべく細かく具体的に書き起こします。また、生活していく中でも、「今すごいやる気が出ている」と感じた時は、それがどれだけ一時的な高揚であったとしてもその理由を記録しておくようにするのです。
例えば、筆者の「やる気の種」には次のようなものがあります。
・朝7:00から友達と約束してオシャレなカフェで打ち合わせをする
・深夜に音楽を聴きながらランニングをして考えごとをする
・終電の時間から人に会う。何かの帰りにお互い落ち合って、朝までやっている居酒屋で飲む
これらは、筆者がこれまでに経験したことのある「テンションが上がった、やる気を回復したきっかけとなったこと」です。この経験は、再現すれば全てがいつでも特効薬になるわけではありませんが、過去に自分のやる気を上げるきっかけになったことは事実ですから、再び効果を生む可能性は高いです。この可能性は、「やる気の種」が多ければ多いほど上げることができます。その時に何が特効薬になるかはわかりませんが、選択肢が多ければ多いほど、その時に効果を発揮してくれる種が見つかるはずです。少しでもやる気を感じるきっかけになったことは一つ残らずメモするようにしましょう。
■ この方法を試してみると…
「やる気が出ないなぁ」と思った時は、このリストを見るだけでやる気が回復することがあります。「やる気の種」を細かく具体的に書き留めているので、見るだけで当時の状況がイメージでき、その時の高揚感を思い出すことができるのです。見るだけではやる気回復まで行き着かない場合は、リストの中で「一番高揚感を味わえそうで、すぐに実践できるもの」を選んで行動に移します。そうすれば面白いようにやる気が回復してきます。
■ おわりに
「やる気の無い無気力状態」が長く続くと、そこから脱するために必要なエネルギーも比例して大きくなっていきます。常にやる気を高い状態で維持するためのコツは、小さなやる気の低下を見過ごさず、すぐに対処して回復させることです。小さな低下であれば、大したエネルギーを使わずとも回復させることが可能です。
どんな些細なことであっても、「小さなやる気の低下」には貢献できるかもしれません。過去にあなたのやる気に貢献した種であることに変わりないのですから。
(著:nanapiユーザー・nabeotsu 編集:nanapi編集部 写真:足成)
http://news.goo.ne.jp/article/nanapi/life/nanapi-00006865.html