原発事故が起きた際、甲状腺の被ばくを防ぐ「ヨウ素剤」130万錠が新潟県で配備されないままになっていた問題で、泉田知事はすべての錠剤を確保するまでに3か月程度かかるとしていた期間が早まるという見通しを示しました。
この問題は、原発事故の際に、服用すると甲状腺の被ばくを防ぐ効果があるとされるヨウ素剤について、県の担当者が購入手続きを怠り必要な130万錠あまりが1年以上配備されないままになっていたものです。
このうち、70万錠は確保できましたが、新潟県はすべてを確保するには3か月程度かかると説明していました。
これについて泉田知事は14日の定例の会見で「製薬メーカーに納入を前倒ししてもらい、なるべく早く確保したい」と述べ、期間が早まるという見通しを示しました。
一方で泉田知事はヨウ素剤が確実に住民に届くしくみが必要だとして国にルールを整備するよう求めていく考えを改めて強調しました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034004401.html