妊娠するとホルモンバランスが大きく乱れることがあります。
このホルモンバランスが乱れることによって、精神に影響を及ぼし、イライラしたり、気分が落ち込んだりすることをマタニティブルーと言います。
妊娠初期には、ママの心にも多くの変化があります。ここでは、その症状と改善方法について見てみましょう。
月経前に、小さなことですぐにイライラしてしまうこともあったと思います。女性ホルモンのバランスの変化によるものが大きいのですが、妊娠中も同じように、イライラすることがあります。
妊娠という急激な変化に、ココロが付いて行かないこともあるでしょう。そんな時は、どうすれば一番、自分が楽な気持ちになるかを考えて。
音楽を聴く、ゆっくり休む、散歩をするなど、気持ちを落ち着ける方法はたくさんあります。
まずは無理をしないこと。自分の意志とは関係なく気持ちと体は、赤ちゃんを育てるためにエネルギーを使っています。イライラしても当然です。むりにイライラを止めようとしても難しいことも多いので、気分転換や趣味に時間をつかうなど、少しでも気持ちが楽になる方法を見つけてみましょう。
これも、妊娠中はよくあるココロの変化です。初めての妊娠だったり、仕事との兼ね合いが難しい場合など、その背景は様々ですね。女性ホルモンのバランスが 変化することで起こっている場合もあります。
この時期は胎動も感じることはできませんし、からだの調子は悪くなるし…。ですので、ちっとも楽しくないという方も多いです。妊娠したからといってそれだけで幸せな気持ちになれるか、といったらそういうものではありませんし、いろいろな不安があって当然です。
これからの生活のこと、周りの家族も巻き込んで、自分や家族、産まれてくる赤ちゃんがどうしたら幸せになるかを、ゆっくり考えてみてください。
妊娠中は味覚が変化したり、食べたいものがかたよったり、よだれやゲップが多く出て来ることもあります。いわゆる「つわり」です。これは、妊娠中には多く見られるものですが、この変化はいずれ治まる時がきます。特につわりが辛い時は、無理してたくさん食べるのではなく、食べられるものを少しずつ食べ、お腹と身体を休めるようにしましょう。
ご飯の炊けるニオイが嫌、味見ができないなどの場合は、手料理にこだわることもないと思います。パートナーとよく相談し、無理のない食生活を続けましょう。また、気分転換も大事です。
妊娠が分かった頃、急に食欲が増えることもあります。普段の2倍以上食べてしまったり、お菓子が止まらなくなったりすることもあるでしょう。一時的な変化であればいずれ治まりますが、過食が続く場合は注意が必要です。
ママのとる栄養分が多すぎると、妊娠時の糖尿病になることがあり、赤ちゃんが巨大児になることがあります。また、妊娠高血圧症などの確率も増え、経腟分娩が難しくなったり、お母さんや赤ちゃんが危険になる可能性も増えてしまいます。
家の中にお菓子を置かない、食事は野菜から食べる、塩分や脂肪分に注意した食事をとるように心掛けましょう。果物や炭酸飲料、野菜ジュース、暑い季節のアイスなどは特に気を付けましょう。
妊娠中は眠くなる人も多いのですが、逆に不眠になる人もいます。何か大きな心配ごとはありませんか? あまり眠れない日が続く場合は、寝る前に部屋を温める、お風呂はシャワーだけではなく湯船につかってゆっくり身体を温める、寝る前に温めた牛乳を少し飲 む、部屋を暗くして心地よい香りで満たすなど、自分がゆっくり休める環境作りをしてみましょう。
それでも寝付けない場合は、無理して眠ろうとするのではなく、一旦起きて、軽いストレッチなどで心地よい疲労感を得るのも良いかもしれません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140509-00010003-mocosuku-hlth
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