「眠気覚ましにカフェインを取って気合いを入れよう!」とエネルギードリンクを手に取る方も多いと思いますが、以前、エネルギードリンクに含まれる多量のカフェイン摂取で、アメリカに住む14歳の少女が死亡した事件があり、カフェインの危険性を心配している人も多いと思います。
『CBS News』の「Energy Drinks Pose Risks to Kids」によると、日本でも人気のエネルギードリンクは、アメリカでは20年以上前に導入され、2012年の売上高は90億ドルと、米国のドリンク市場で最も急成長中のドリンクです。このうち10代の若ものが売上の1/3をも占めているのだそう。
これらのエネルギードリンクには、カフェインなどの刺激物が含まれているため、多量に飲用すると、筋肉に負荷をもたらし、不整脈や心臓発作、動悸などを引き起こし、死に至るケースもあると専門家は言います。
子どものみならず大人も同じようにリスクを伴うため、カフェインの摂りすぎは十分に気をつけておきたいもの。ありがちなカフェインの危険な取り方4つをまとめてみました。
■1:水代わりにコーヒーやエネルギードリンクを摂取している
カフェインには、強い利尿作用や、また飲みたくなる中毒性があるため、これらを水分補給のつもりで大量に飲んでいると深刻な脱水症状を招いてしまいます。コーヒーはなるだけ1日2~3杯までにし、その分、水もしっかり取る様にしましょう。
■2:ダイエットサプリと一緒にコーヒーを飲んでいる
エフェドラ、ダイダイという成分を含む“ダイエットサプリ”とカフェインを一緒に摂取すると、心臓発作などを引き起こしてしまうリスクが高まってしまいます。時間をあけて飲むか、カフェインの摂取をなるべく控えましょう。
■3:貧血だけどコーヒーや紅茶、緑茶を愛飲している
コーヒーや紅茶に含まれるタンニンは、鉄剤の吸収を阻害してしまうため、特に鉄剤を飲んでいる人は、これらの飲み物と一緒に取らないように注意しましょう。または時間をあけて飲むようにしましょう。
■4:カフェオレを砂糖たっぷりで飲んでいる
酸性のコーヒーは、東洋医学的には体を冷やすと言われています。さらに精製された砂糖がたっぷり入った市販のカフェオレはさらに体を冷やす原因となってしま います。生理痛を悪化させる原因ともなってしまうため、生理前にはなるべくカフェインの摂取を控えるようにしましょう。
以上、いかがでしたか?とても身近なカフェインだけに、毎日欠かせないという人も多いのではないでしょうか。カフェインオフの日を作ったり、糖分を控える、摂取量を控える、飲むタイミングを変えるなどちょっと意識してカフェインと上手につきあっていきたいですね。