BCAAが豊富な初ガツオで、疲れ知らずに
「目には青葉 山ほととぎす 初がつお」と俳句にあるように、カツオは初夏の訪れを告げる魚として人気があります。
初ガツオは脂肪が少ない分、たんぱく質が豊富。そのたんぱく質を構成するアミノ酸の中でも、BCAA(分岐鎖アミノ酸)が多いことが特徴です。BCAAは人の体内で作ることができない必須アミノ酸のうち、バリン、ロイシン、イソロイシンの総称。筋肉のエネルギー源となり、筋肉を効率よく働かせたり、運動後の疲労を軽減することなどが知られています。
脂には血液をサラサラにして生活習慣病の予防に役立つEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれていて、刺し身で食べると、調理による成分の損失を防ぐことができます。
殺菌・抗菌効果のあるタマネギと一緒に、しょうゆだれに漬け込んで冷蔵保存しておけば、ガス火や電子レンジの調理ができない家族にも、手軽に食べられるおかずになります。
[ 作り方 ]
(1)漬ける
カツオは流水でさっと洗い、薄い塩水(分量外)で洗ってキッチンペーパーで水気をふきます。ポリ袋に A を混ぜ合わせ、カツオを漬けて冷蔵庫に30分以上おきます。
ポリ袋で漬けると、少ない調味液でも全体に行き渡り、味がなじむ。
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(2)たれと薬味を用意する
B の材料を混ぜ合わせます。タマネギは薄切りに、青ジソはせん切りにします。(1)のカツオの汁気を切って、薄切りにします。カツオを器に盛って、タマネギと青ジソをのせ、ラップをかけてBとともに冷蔵庫で保存します。
食べる時に
(2)を冷蔵庫から出し、混ぜ合わせた B をかけていただきます。
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