[ カテゴリー:生活, 食育 ]

薬膳の知識を家庭料理に生かす(1)心身のバランス食で保つ

今月は「薬膳の知識を家庭料理に生かす」というテーマで、医師で薬日本堂(本社・東京)の漢方スクールで指導している劉梅リュウメイさん(48)=写真=に教えてもらいます。

薬膳とは、漢方理論に基づいて日ごろ使う食材の効能を知り、体調や季節に合わせて取り入れて健康を保つ料理のことを言います。中国では「薬食同源」の言葉があるように、食を薬として不調や病気を改善します。日本は西洋医学の普及後は薬と食が区別されましたが、近年、薬膳の考え方が見直されています。

漢方では心身の状態を陰と陽の要素に分け、そのバランスで健康を維持します。例えば、体の冷えは陰で、ほてりは陽、心の沈静は陰で、興奮が陽、などです。春から夏にかけては陽、秋から冬には陰が強まります。一日のうちでもバランスは変化します。その人、その時でどちらに傾いているかをみて、体調に合う食材と調理法を考えます。

講師の劉梅さん

春から初夏は急な暑さで陽に傾きがちで、顔が赤い、目の充血のほか、ほてりやイライラ、不眠などの自律神経の失調症状が出ます。刺激物はやめ、体の余分な熱を取るトマトや心を静めるセロリなどを入れた野菜スープを食べれば、陰とのバランスが取れて体調が整います。

一方、陰に傾く秋冬は、体を温めるネギやショウガ、火を通したジャガイモなどの根菜を食べると陽が補え、風邪をひきにくくなります。

(毎月、原則隔週で健康に関する知識を紹介します)

わいず倶楽部

このコーナーは、読売新聞大阪本社が発行する夕刊に掲載された「わいず倶楽部」の記事を転載しています。「わいず倶楽部」は、「地域や社会にかかわり、人生を充実させたい」という方を応援する55歳以上の会員組織です。読売新聞大阪本社が運営しています。 入会申し込み等、詳しくはホームページ( http://ysclub.jp/ )をご覧ください。

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