便秘解消・高血圧予防に役立つタケノコ
食用のタケノコのほとんどは、モウソウチクの芽。心地よい歯ごたえと香りが特徴です。
タケノコは食物繊維が豊富で、そのほとんどが水に溶けないタイプの不溶性食物繊維。腸の中で水分を吸ってかさを増し、腸壁を刺激するため、腸の蠕動ぜんどう運動を活発にし、便秘解消に効力を発揮します。 また腸内の老廃物や有害物質を速やかに体外に排出することで、生活習慣病の予防にも役立ちます。
カリウムも多く含んでいます。カリウムは、高血圧の原因となるナトリウムを体外に排泄して、血圧を下げる作用で知られます。
カリウムは水溶性の栄養素ですが、タケノコのカリウムはゆでても損失が少ないことが特徴です。炊き込みご飯をはじめ、汁物や炒め物などでたっぷりいただきましょう。
[ 作り方 ]
(1)下ごしらえをする
米は洗ってザルに上げ、よく水を切ります。タケノコは穂先5cmを縦に2つに切り、縦薄切りにします。残りはイチョウ切りにします。油揚げは熱湯を回しかけて油抜きし、水気を切って幅5mmに切ります。
(2)浸水させる
(1)の米を炊飯器の内釜に入れ、だし汁を1合と2合の中間まで注ぎます。A を加えて、だし汁を2合の目盛りまで足し、15~30分おきます。
(3)炊く
(2)に(1)のタケノコと油揚げを加え、表面を平らにして炊きます。炊き上がったら切るように混ぜ合わせます。
■ あれば木の芽を手のひらでたたき、香りを出してのせます。
■ 米は炊飯器に付属のカップ(1合=180cc)で計量します。
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