遠くに買い物に出るのが難しいお年寄りなどいわゆる「買い物弱者」の支援策について考える催しが新潟市で開かれました。
この催しは、遠出が難しいお年寄りなど「買い物弱者」の支援策を考えようと新潟県が開いたもので、新潟市中央区の会場には自治体や商工会の関係者などおよそ50人が集まりました。
はじめに、県の担当者が、「買い物弱者」は、国の推計で、全国で910万人にのぼり、このうち、県内では、17万人に達していると説明しました。
そのうえで、県内の状況について、「高齢化が進む一方で、商店の数は大幅に減少している」と述べて今後も、買い物弱者が増えることが予想されるという考えを示しました。
このあと、佐渡市で移動販売を行う事業者が「訪問先では、住民同士の交流の場としての役割も果たしているが、移動販売では採算が取りにくい面がある」と現状を説明しました。
出席した商工会の男性は、「車を持たないお年寄りの買い物が不便だという声を聞くので、商工会としてできる支援を考えたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035613821.html